高麗人参の名の始まりは、1833年「Panax schinseng var. Coraiensis Ness」とドイツのNees von Esenbeckによって命名されたのが最初と言われています。その名を1842年、「パナックス・ジンセング(Panax Ginsen C.A.MEYER)」と旧ソ連のカールアントン・フォン・メイヤーが修正し改名したのです。ギリシャ語でパナックス(Panax)=「万能薬」。ジンセング(ginseng)=人参の中国発音からきています。この名が表すように、昔から薬として親しまれていた事がうかがえますね。
日本の食卓によく登場する普通の人参は、この高麗人参とは全く別物で、セリ科の植物です。この普通の人参の歴史は、食用として江戸時代、中国、ヨーロッパから日本へ入ってきた事が始まりです。日本では、高麗人参のように人参は薬用のものとのイメージが大きかったですから、なかなか人々に浸透するのに時間がかかりました。ですが外国では、人参は食品として高麗人参は薬品として区別されていたので、そのような事はなかったそうです。
